基本ロボットを改造してみよう

基本ロボットを改造してみよう

この記事では、小学生ロボコンに参加する時に、最初に作るロボットとしてオススメの「基本ロボット」を改造して、より良くしていくためのヒントを紹介します。

この記事を見ながら、小学生ロボコンの始めの一歩に挑戦してみましょう!

基本ロボットをまだ作っていない人は、「小学生ロボコン2024の基本ロボットを作ろう」を読んで基本ロボットを作ってからこの記事を読むことをオススメします。

【用意するもの】
・作例記事に沿って作った基本ロボット
公式キット(モーターを追加するため)
・結束バンド
・割り箸
・厚紙
・ハサミ
・テープ

※公式キットが手に入らない場合は市販のモーターやスイッチを利用することもできます。詳しくは大会ルールをよくご確認ください。


気をつけること

今回の改造には、結束バンド、電池ケースなど取り扱いに注意が必要なものを使います。また、ハサミなどのものを切ることができる道具は、ケガをしないように注意深く使う必要があります。

改造を始める前に、作業中に気をつけておくべきことについて確認しておきましょう。


結束バンドでは体の一部を縛ってはいけません

電池はショートさせてはいけません

ハサミなどの工具は気をつけて使いましょう


モーターを追加してみよう

今回の競技では、モーターを4つまで使うことができます。3つ以上のモーターを使えば、タイヤを使ってフィールドを移動する以外の仕事をやりやすくなります。

まずは、これから紹介する手順に沿ってモーターで回すことができるアームを作って、モーターを追加する方法について学びましょう!


改造ロボット

コントローラにスイッチを追加しよう

モーターを追加するためには、コントローラーにスイッチを追加する必要があります。

ロボットにモーターを追加する前に、これまでに作ったコントローラーにスイッチや電池ケースを追加しましょう。


出来上がっているコントローラ、両面テープ2枚、スイッチ1個、電池ケース1個、コードを用意しよう

両面テープでスイッチと電池ケースをプラ段ボールに固定しよう。完成しているコントローラの裏につけると操作しやすくなります

コードをつなごう

アームを作ろう

スイッチを追加したら、いよいよロボットにモーターを追加していきましょう!

今回は、フィールドに散らばった文房具を持ち上げたり、文房具をボックスの中に入れたりできるアームの作り方を紹介します。単に板を回すだけですが、板の大きさをどれくらいにするか、板に何を追加するかによって役割が変わる、奥深いシステムです。

大きい板をつけると、操縦のやり方によってはサイズ制限をオーバーしてしまうこともあります。サイズ制限に気を付けながら、改造を進めていきましょう!


モーターを1個、両面テープ1枚、結束バンド8本、割り箸1本を用意しよう

結束バンドの先を他の結束バンドの頭に入れて輪を作ります。2本の結束バンドで輪を作りましょう

モーターの軸に輪を通して、結束バンドの先を両方同時に引っ張ることで、モーターと結束バンドを固定します。

0.5cmくらいを残して結束バンドを切ります

割りばしを半分に折ります。折ったあとのトゲをハサミで切って、テープでまきましょう

モーターに付けた結束バンドに、割りばしを固定します。割りばしと結束バンドを、さらに結束バンドで固定します

厚紙を用意して10cmの正方形に切り取ります

切り取った厚紙を折り曲げ、文房具をすくいやすい形にします。割りばしにセロハンテープなどで厚紙を固定しましょう

基本ロボットの上側に貼り付けて文房具を回収してみよう


もっと改造してみよう!

基本ロボットの作り方や改造のヒントだけではクリアできない課題もあります!

ここから先を考えるのはあなた自身です。記事の内容を読み返したり、自分で調べたり、色々試して考えたり…

小学生ロボコンを通じて、上手くいくことも上手くいかないことも楽しめるものづくりの世界を体験していただけることを願っています!!


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